1993-11-12 第128回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第16号
国民の政治に対する信頼回復と国際社会における強力な政策の遂行は、二十一世紀に向けての我が国の目指す、理想とする政治形式を世に示す緊急課題であります。それがため、政治改革は強い国民の要請であり、当然早急に取り組まねばならない重要な問題であります。本日、ここにその政治改革について地方公聴会が開催され、島根、鳥取を代表して意見を述べる機会を得ましたことは、まことに光栄であります。
国民の政治に対する信頼回復と国際社会における強力な政策の遂行は、二十一世紀に向けての我が国の目指す、理想とする政治形式を世に示す緊急課題であります。それがため、政治改革は強い国民の要請であり、当然早急に取り組まねばならない重要な問題であります。本日、ここにその政治改革について地方公聴会が開催され、島根、鳥取を代表して意見を述べる機会を得ましたことは、まことに光栄であります。
重要な問題だけは政治的に解決しなければいけないというときに大臣が呼ばれるというようなことで、日本の国会のように、大臣が来なければ審議ができないという政治形式のできている国というものは私はないと思います。
つまり、議会政治をブルジョアジーの無産大衆に対する搾取に最も適合した政治形式だとの考えが強まってくる危険があるのであります。そればかりではありません。最大の危険は、議会が特殊利益の代弁機関に転落しつつある事実について、ファシストがこの欠陥を誇大化して、議会政治にかわる独裁の実現、すなわち、シーザー主義の台頭を許す機会を与えることに至る危険であります。
政治形式だけは、西欧的な一つの政治的なデモクラシーのあれを採用しつつある。そういうふうになってきている。近代国家であることは間違いありませんよ。封建国家なんですか。
やはり政治家としてはそこをはっきりしておかれないと、責任ある政府の態度としては、専制的な政治形式をとるそしりを免れないと思うのです。願わくばこの価格決定については、国会の討議である程度の結論が出るまでは、この問題を差し控えておくというほどの努力をされる必要はないかと思うのですが、いかがでしょう。
資本主義を奉じ、民主主義を奉じ、社会主義を奉じ、政治形式は同じだ、協力にはちっとも差しつかえない政党なんです。そういう政党をあなたがた二人が非常な力のある、あなたがた二人が持っておられるのは、二人がこれに非常に深い勢力を持っておるわけです。
言いかえれば公選された総理大臣は、その政治形式がちようどアメリカの大統領制度と同じになつてまいります。天皇制のもとの米國の大統領制度、これが私の統領制度であります。大統領の大は、元首であるがゆえに大という尊称をつけますが、天皇制のもとに総理大臣を公選すれば、公選された総理大臣は大統領となつて、元首ではない。そこに大きな違いが出てまいります。